APH活用アジャイルコンサルティングサービス
アジャイル・パフォーマンス・ホラキーを活用した
コンサルティングサービスをご提供いたします
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アジャイル開発をサポートするAPH
アジャイルのリーダーシップに関する米国の研究開発機関であるAgileCxO.org, Inc.(以下AgileCxO)とのパートナー契約のもと、AgileCxOが開発したアジャイル開発の成功と定着を総合的にサポートするモデル、"アジャイル・パフォーマンス・ホラキー(APH)” を活用したコンサルティングサービス(コーチング・アセスメント・トレーニング)をご提供いたします。
背景
デジタル化が進み、あらゆることの変化の速度が増大した現在、俊敏性があり変化に対応できるアジャイルの考え方を適用したシステム開発への需要が高まっています。しかしながら、アジャイル開発の代表的なフレームワークであるスクラムやXPなどに基づくプロセスをただ実践するだけでは、アジャイルが成功し定着することは稀です。
もう1つの流れとして、アジャイルの考え方を適用して得られる成果を企業体そのものに対して適用し、アイデアレベルから製品製造/出荷・さらにエンドユーザーからのフィードバックを受けてのバージョンアップまでを、効果的・効率的におこなおうという”アジャイル・エンタープライズ”への変革を目標とする企業も現れていますが、成功している企業は多くはありません。
【補足】
アジャイル型組織への変革に関しては、「The Agile Enterprise: Building and Running Agile Organizations」(Mario E. Moreira(著))、日本語版「アジャイルエンタープライズ(アジャイル型組織の構築と運用)」(川口恭伸(監修)、角征典(翻訳))に分かりやすく述べられています。
アジャイル開発の成功と定着、あるいはアジャイル型組織変革のためには、開発部門のみならず、経理・調達・人事等の本社部門も含め、経営者・管理者・現場のメンバーに至る全ての人が、アジャイル開発の価値と目的を理解した上で、日々の仕事を実行する必要があります。
また経営者にはアジャイル開発に必要な資源や環境を提供し、組織運営をアジャイル開発に適したものに変えることが求められます。例えば、組織構造と組織内の役割/責任/権限の見直し・品質管理・ガバナンス・プロセス改善・トレーニングのやり方の見直しなどが必要となります。
アジャイル・パフォーマンス・ホラキー (APH)
APHは、アジャイルにおけるリーダーシップに関する米国の研究開発機関であるAgileCxO.orgが、200を超えるアジャイルプロジェクトの分析結果をもとに開発した、アジャイルリーダーがおこなうべき行動を定義したモデルです。APHは、スクラムやXPなどのアジャイルのフレームワークを上手に活用してプロジェクトを成功に導くためのガイドを、アジャイルリーダーに提供します。
APHの構成
APHは、相互に依存関係を持つ自己組織化された6つの"パフォーマンスサークル(Performance Circle)"と、18の”ホロン(Holon)”のセットから構成されます。各パフォーマンスサークルは2~4つのホロンをグループ化したものです。APHでの”ホロン”は「ある結果を生み出す、 "目標"・"アクション"・"成果"が統合されたセット」を意味します。
Performance Circle |
Objective (目的) |
Holon (ホロン) |
Leading (リーディング) |
アジャイルリーダーとして、私はアジャイルの価値を提示し、環境を提供し、 成功を収めることができるようにするためです。 |
Valuing(価値定義) |
Engaging(関与) | ||
Visioning(ビジョン定義) |
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Enabling(変革実施) |
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Providing (提供する) |
アジャイルリーダーとして、私は継続的な改善環境を醸成し、 アジャイルパートナーと協働したいと思っています。 |
Contributing(改善への貢献) |
Partnering(パートナー協働) |
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Equipping(資源の提供) |
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Envisioning |
プロダクトオーナーとして、私はロードマップとリリース計画とバックログを |
Roadmapping(製品ロードマップ作成) |
Defining(製品バックログ定義) |
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Clarifying(ユーザーストーリー定義) |
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Crafting (クラフティング) |
アジャイルリーダーとして、私は、アジャイルチームメンバーが 高品質な製品の計画と構築に取り組んでほしいと思っています。 |
Planning(計画) |
Solving(開発) |
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Delivering(デリバリー) |
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Affirming (確認する) |
アジャイルリーダーとして、私は、チームがアジャイル価値・メソッド・技術を 期待通りに実践していることを確認したいと思っています。 |
Confirming(忠実さの評価) |
Understanding(メトリクスによる管理) |
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Teaming (チーミング) |
アジャイルリーダーとして、私は、チームと機能分野の人々が、自己組織化、 |
Organizing(組織化) |
Growing (成長) |
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Governing(ガバナンス) |
【補足】ホロン、ホラキーの意味
ホロンはもともと「部分でありながら全体としての機能・性質をもち、全体と調和して機能する単位。」を意味します。
例えば、人体という全体を構成する要素である細胞も、細胞が集まって構成される臓器も、いずれもホロンです。また、ホロンはネスト構造の階層を持ちますが、このホロン(Holon)の階層(ヒエラルキー(Hierarchy))のことをホラキー(Holarchy)と呼びます。(日本語では”ホラーキー”という呼び方が使われているようですが、英語の発音により近い”ホラキー”という呼び方を選択しました。)
APHに基づくアジャイルパフォーマンスレベルの評価と認定
APHは継続的な改善を促すために、各ホロンの成果の状況を3段階で表す”アジャイルパフォーマンスレベル”を定義しています。またAgileCxOは評価手法"APH Assessment Method(APHAM)"を提供しています。AgileCxOに認定されたAPHアセッサーはAPHAMを使用して、組織やプロジェクトのアジャイルパフォーマンスレベルを客観的に評価します。APHアセッサーによる評価結果は正式なものとして認定されAgileCxOのサイトで公開することが可能です。
ご提供するサービス
以下のようなサービスを通して、お客様のアジャイル開発の成功と定着の支援、あるいはアジャイル型組織への変革をお手伝いします。まずはギャップ分析から始めてみませんか。
ギャップ分析
APHアセッサーがAPHAMに従って評価を実施し、改善点を洗い出します。評価は6つの全パフォーマンスサークルでおこなうだけでなく、1つ以上を選択しておこなうことも可能です。
トレーニング
APHインストラクターが提供するトレーニングを通じて、お客様がAPHの使用方法と評価方法を理解し、お客様自身で組織に適用できるようにします。
コーチング
APHコーチがギャップ分析で特定された改善点に取り組めるようお客様にコーチングをおこないます。またトレーニングと組み合わせて、お客様の継続的パフォーマンス改善を促し、お客様のより高いパフォーマンスレベルの達成を支援します。
APHパフォーマンスレベル評価・認定
APHアセッサーがAPHAMに従って1つ以上のパフォーマンスサークル内の各ホロンについて、組織のAPHパフォーマンスレベルを評価し、認定します。認定結果はAgileCxOのサイトで公開することが可能です。
AgileCxOトランスフォーメーションパートナー
AgileCxOは、APHを使用したコーチング・アセスメント・トレーニングを提供する能力を持つ企業を “AgileCxOトランスフォーメーションパートナー”として認定しています。当社は、日本で初めて当パートナーに認定されました。
AgileCxOトランスフォーメーションパートナーについての詳細はこちらをご覧ください。(英文)
AgileCxOについて
AgileCxOはアジャイルのリーダーシップに関する米国の研究開発機関です。著名なCMMIリードアプレイザー、及びインストラクターであり、アジャイル開発の伝道者でもあるJeffrey R. Dalton氏が中心となり2016年に設立されました。AgileCxO.org, Incについての詳細はこちらをご覧ください。(英文)