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全組織向けCMMIコンサルティングサービス

当ページでは、CMMIの価値、CMMIの適用アプローチ、CMMI3種類のモデル(開発、サービス、調達)の概要をご説明いたします。またこれらの3種類のモデルを活用した、開発部門に限らずどのような業種の組織にも適用可能なサービスについてご説明します。

開発組織に特化したCMMI-DEV(開発のためのCMMI )に関する説明およびサービスについては以下を参照してください。

開発組織向けCMMIコンサルティングサービスについてはこちら

1. SI&Cの考えるCMMIの価値

SI&Cの考えるCMMIの価値

自分達のやり方と優れた組織で実践している事をまとめたCMMIを比較・見直しを行い改善サイクルを起動する。

1-1. CMMIは優れた組織で行われていることをまとめたもの

変化の激しい時代、組織が高品質の製品とサービスを提供し続けるためには、優れたプロセスの構築と、その後のたゆまぬ改善が不可欠です。
自分達の問題点を洗い出し、その原因を追究し、改善することはどの組織でも多かれ少なかれ実施しています。しかし、そのやり方は個人の勘や経験、力量に依存しているため、問題定義や原因追究は必ずしも十分でなく、それらに基づいて策定した改善策の効果もまた不十分というケースが多いのではないでしょうか。
CMMIはカーネギーメロン大学のソフトウェア工学研究所(SEI)の開発した、プロセス改善モデルです。SEIは多くの成功した組織やプロジェクトの事例を収集、分析、整理し、優れた組織では何が行われているかを「プラクティス」としてCMMIにまとめました。
この「プラクティス」を参照することで、広い視野を保つことができるようになり、適切な問題定義と、より深い原因追究か可能になります。

1-2. CMMIは行動変革、能力向上のモデル

CMMIは一般的にはプロセス改善のモデルと言われていますが、行動変革(Behavior Change)のモデル、能力向上(Capability Improvement)のモデルとも呼ばれます。プロセス改善は必ず、人や組織の行動変革を伴います。またその行動変革は人と組織の能力向上に繋がらなければ意味がありません。そう考えますと、CMMIは単なる「プロセス改善のモデル」にとどまらず、「行動変革及び能力向上のモデル」として活用されるべきだとSI&Cは考えます。

1-3. 自分達のやり方をCMMIと比較することで改善サイクルが起動される

自分や組織の仕事のやり方をCMMIの定義するプラクティスと比較することで、今まで気がつかなかった自組織の弱みが明らかになり、改善に繋がる新たな課題が特定されます。また今まで見落としていた問題やその原因が明らかになり、適切な解決策を導くことが可能になります。
また反対に、優れたことを行っているにも関わらず、自分達ではそれが当たり前になっているため、それに気がつかないこともあります。自分達のやり方をCMMIのプラクティスと比較することで、その優れた点が明るみになり、組織の中で共有しようとする動きが生まれます。
このように、CMMIを適用すると、弱みを補い、強みを組織全体へ展開する活動が促進され、結果として組織の能力を高めることができるのです。

2. SI&Cの推奨するCMMIを活用した改善アプローチ

SI&Cの推奨するCMMIを活用した改善アプローチ

CMMIプラクティスに自分達のやり方を結び付け実施していない事項を組み込み実践する。

2-1. 落とし穴・・・焼畑農業(Slash and Burn)的アプローチ

CMMIに限ったことではありませんが、何らかのフレームワークを使用して改善を行う際に、多くの組織で陥る落とし穴があります。それは、今までの自分達のやり方を全て捨てて、フレームワークに書いてあることや、コンサルタントが提供した標準プロセスやガイドで、置き換えるというものです。
プロセス改善のコンサルタントであるマイケル・ウェスト氏は、彼の著書の「Real Process Improvement Using the CMMI」の中で、このようなやり方を「焼畑農業(Slash and Burn)」アプローチと呼んでいます。
これを土と植物に例えてご説明しましょう。それぞれの土地は異なる「土壌」を持ち、「土壌」にはそれに適した豊かな植生があります。もしある土地で育った植物をそのまま他の土地に移植したら何か起きるでしょうか。多くの植物は環境に適応できずに枯れてしまいます。組織とプロセスの関係もこれと同じではないでしょうか。組織は独自の文化や背景(Context)を持ちますがそれが「土壌」に当たります。どの組織も自分達のプロセスやガイドを持ちますがそれらが「植物」に当たります。コンサルタントが自分達のやり方を元に作成した標準プロセスやガイド、テンプレートを、お客様がそっくりそのまま展開した結果、私たちは何を目撃するでしょう。それは「v1.0初版発行」という文字だけが最初の一行にあり、それ以外は真っ白の改訂履歴が付いている、誰にも使われたことのない標準やガイドの山です。つまり、枯れて果てた植物の残骸です。

2-2. 自組織の資産を育てながら弱みを補うアプローチ (SI&C推奨)

先ほど述べたようにCMMIは優れた組織やプロジェクトが何を実施しているかをモデル化したものです。“モデル”ですので、様々な組織で参考になるように、表現は抽象化され、何をすべきか(What to do)が記述されています。
一方でどんな組織も自分達のやり方(How to do)を持っています。その中には、組織文化、仕事の特性、長年の経験など様々な背景をベースに最適化されたやり方が多数含まれています。
前述のマイケル・ウェスト氏は同じ著書で「焼畑農業(Slash and Burn)」の対極にあるアプローチを「除草と育成による自然なプロセス改善アプローチ(Natural Process Improvement through Weeding and Nurturing)」と呼んでいます。SI&Cはこのアプローチを強く推奨します。具体的な進め方は次の通りです。
まずはCMMIのプラクティス(What to do)に、自分達のやり方(How to do)を結び付けて比較します。もし実施していないWhatがあれば新たに追加してみてください。実施はしていても何らかの弱みが見つかれば改善策を考えてみてください。もし強みが見つかれば、どうすればそのメリットを全組織で享受できるか考えてみてください。全部一度に行う必要はありません。投資対効果の高いものから順に、優先順位をつけて実施してください。

【補足】CMMIの高い親和性
CMMIは他のフレームワーク、認証、方法論等と高い親和性を持ちます。例えば、品質マネジメントシステムに関する国際規格ISO9001とCMMIの両方を適用することにより、多くの組織が品質と生産性の向上を達成しています。 CMMIはアジャイル開発などの新しい開発手法とも親和性が高く、例えば2015年にCMMIのアプレイザルを受けた組織のうち70%を超える組織が、スクラム等のアジャイル開発のアプローチを適用しています。CMMI InstituteはCMMIのアジャイル開発への適用事例をまとめ、2017年に「A Guide to Scrum and CMMI- Improving Agile Performance with CMMI 」を発行しました。当ガイドにはCMMIを用いてアジャイル開発のパフォーマンスを向上させ、その成果を組織全体に拡大するためのヒントが豊富に含まれています。 また、ITサービスマネジメントにおけるベストプラクティスをまとめた書籍群であるITILと、CMMIの両方を適用している組織も多く存在します。例えばITILをベースに作成したプロセスに対してCMMIのプラクティスを適用することで、現場への更なる浸透・定着と、組織全体への横展開を実現しています。 これらのことは、SI&Cの推奨するアプローチの有効性を裏付けています。

2-3. CMMI使用上の注意・・・参考情報を“要求事項”と誤解しないで

CMMIを使用する際に一点注意していただきたいことがあります。先ほどCMMIはWhat to doが記述してあると申し上げましたが、実際にCMMIの文書を読んだ方はお分かりのように、そこには単なるWhatを超えた豊富な情報が含まれています。これらは「プラクティス」の意図を理解し、改善や解決策のヒントを得るために大変重要な情報です。しかしながらその全てを実施しなければならないと考えるのは間違いです。CMMIで定義する“実施すべきこと(What to do)”は、「ゴール記述」及び「プラクティス記述」と呼ばれる部分に書いてあることのみです。(CMMIの文書では背景がグレーになっている部分)それ以外の全ての情報は、参考情報あるいは例であり、自組織の特性や状況に合わせて取捨選択し解釈する必要があります。
特にCMMIの成熟度レベルの達成を目指しているお客様の中には、CMMIに記述されていることは全て実施しなければ成熟度レベルを達成できないと勘違いし、膨大な量の標準文書を苦労して作成している方々もいらっしゃいます。
このような誤解をせずに、CMMIの使い方を正しく理解するためには、CMMI Instituteの認定インストラクターが提供するCMMI入門コースを受講していただくのが一番の近道です。もし時間が無くて受講が難しいという方は、少なくともここで述べたことだけは理解しておいてください。もし理解するのが難しい場合は、弊社コンサルタントへお声掛けください。CMMIの使用方法についてご説明いたします。

3. 三種類のCMMIが様々な組織の行動変革・能力向上を支援

三種類のCMMIが様々な組織の行動変革・能力向上を支援

3種類のCMMIを組み合わせ、様々なニーズ・環境に対応

CMMIには3種類のモデルが用意されています。組織の特性やニーズに合わせて最適なモデルを一つ選択するか、複数のモデルを組み合わせて使用することで、様々な業界のシステム開発やサービス提供組織で適用可能です。

CMMIモデル

CMMIのモデルには、3つのモデル全てに共通のコアプロセス領域と、それぞれのモデルに固有のプロセス領域が含まれます。

プロセス領域

【補足】
・CMMI-SVCでは、「プロジェクト(Project)」という言葉は「ワーク(Work)」又は「ワークグループ(Work Group)」に置き換えられる。
・CMMI-SVCとCMMI-ACQは正式な日本語版が発行されていないため、(株)システム情報が独自で翻訳した。

3-1. CMMI-DEV (開発のためのCMMI)

開発組織向けCMMIコンサルティングページをご参照ください。

開発組織向けCMMIコンサルティングサービスについてはこちら

3-2. CMMI-SVC (サービスのためのCMMI)

トータルでのITサービスのプロセス改善支援

システム開発に焦点を当てた改善モデルとして、長い間、CMMI-DEVが国内外で広く活用されてきましたが、近年、開発に加えて、保守・運用を含めたトータルでのITサービスのプロセス改善の重要性が高まってまいりました。CMMI-SVCには、サービス合意の締結、サービス要求への対応、障害やトラブル対応、需給バランスの調整、サービスメニューの標準化、サービス継続計画の立案、サービスシステムの移管など、成功したサービス提供組織が実施しているベストプラクティスが含まれております。
CMMI-SVCはトータルでのITサービスをカバーいたしますが、CMMI-DEVを組み合わせることにより、より強固なプロセス改善基盤が構築可能です。

ITシステムノライフサイクルに対する適用範囲の例

ITシステムノライフサイクルに対する適用範囲の例

ITに限らずあらゆるサービス産業で適用可能

日本におけるサービス産業は、GDP・雇用ベースで日本経済の7割近くを占める重要な産業であり、サービス産業のイノベーションと生産性向上は、日本経済の発展にとって重要な課題の一つとなっています。CMMI-SVCの定義するプラクティスはIT関連サービスに限らず、あらゆるサービス産業で適用可能です。実際に海外では、コンサルティング、コールセンター、教育機関、保険など、様々なサービス関連業務で適用実績があります。

サービス提供組織に必要なプラクティスを網羅

CMMI-SVCは、サービス提供組織の活動全体に焦点を当てたプロセス改善の体系的アプローチを提示しており、サービス提供組織に最適なプロセス改善モデルといえます。CMMI-SVCには、CMMIのモデルで共通のプロセル領域に加え、CMMI-SVC特有のプロセス領域として、以下の7つを含みます。

プロセス領域 [成熟度レベル] 目的
サービス提供
Service Delivery (SD) [2]
サービス合意に従ってサービスを提供する。
インシデント解決と防止
Incident Resolution and Prevention (IRP) [3]
サービス障害の解決と未然防止をタイムリーかつ効果的に行えるようにする。
キャパシティとアベイラビリティ管理
Capacity and Availability Management (CAM) [3]
サービスシステムのパフォーマンスが効果的であることを確実にし、サービス要求を満たすための資源が効果的に提供され使用されるようにする。
サービスシステム移管
Service System Transition (SST) [3]
既存のサービスに対する影響を管理しながら、新しいあるいは大きく変更されたサービスシステムコンポーネントを展開する。
戦略的サービス管理
Strategic Service Management (STSM) [3]
戦略的ニーズと計画に合致した標準サービスを確立し保守する。
サービス継続
Service Continuity (SCON) [3]
正常運用が中断される間およびその後に、サービスを継続するための計画を確立し保守する。
サービスシステム開発
Service System Development (SSD) [3]
既存又は今後想定されるサービス合意を満たすために、サービスシステムやサービスシステムコンポーネントの分析、設計、開発、統合、検証、妥当性確認を行う。 (※)CMMI-DEVのエンジニアリングの5つのプロセス領域のプラクティスをコンパクトにまとめるとともに、サービス固有の参考情報を追加したもの。

3-3. CMMI-ACQ (調達のためのCMMI)

ますます複雑化する今日のビジネス環境においては、製品やサービスに対する顧客ニーズを企業単独で満たすことが困難になり、サプライヤーへの依存度が高まっています。CMMI-ACQは、能力の高いサプライヤーを選定し、彼らと良好な関係を維持し、顧客にとって最善の製品やサービスを提供するためのプラクティスを提供します。

製品やサービスの調達する組織に必要なプラクティスを網羅

CMMI-ACQには、CMMIのモデルで共通のプロセス領域に加え、CMMI-ACQ特有のプロセス領域として、以下の6つを含みます。

プロセス領域 [成熟度レベル] 目的
調達要件開発
Acquisition Requirements Development (ARD) [2]
顧客要件と調達要件を引き出し、開発し、分析する。
提案依頼と供給者合意開発
Solicitation and Supplier Agreement Development (SSAD) [2]
提案依頼を作成し、製品やサービスを提供する適切な供給者を選択し、供給者合意を確立し保守する。
合意管理
Agreement Management (AM) [2]
調達者と供給者が、供給者合意に基づいて作業を確実に実施する。
調達技術管理
Acquisition Technical Management (ATM) [3]
供給者の技術解を評価し、選択されたインタフェースを管理する。
調達検証
Acquisition Verification (AVER) [3]
選択された作業成果物が仕様を確実に満たすようにする。
調達妥当性確認
Acquisition Validation (AVAL) [3]
調達した製品やサービスが、意図する場所に設置されたときに意図した用途を果たすことを実演して示す。

4. 全組織向けCMMIフル活用コンサルティングサービス

全組織向けCMMIフル活用コンサルティングサービス

ベストプラクティスを活用しお客様の行動変革、組織力向上を支援します。

4-1. 当コンサルティングサービスの特徴

CMMIの提供するベストプラクティスを活用して、お客様の行動変革、および組織能力の向上を支援します。
以下の3つの特徴があります。

客観的基準に基づいた分析

CMMIに基づいた客観的な視点と基準を用いた分析/評価を行いますので、コンサルタントの経験や力量に左右されにくいという特徴があります。

お客様自身による改善

お客様自身が問題や課題を特定し、改善策を導き出せるようにご支援します。リードアプレイザーやコンサルタントはファシリテーターとしての役割を担います。

柔軟なサービス

お客様にCMMIを活用した改善方法をご理解いただき、自分達で改善のサイクルを回すことができるようなるまでの比較的短期間のご支援から、CMMIの成熟度レベル達成を目指した長期間のご支援まで、お客様のご要望に合わせた柔軟なサービスを提供いたします。

4-2. サービスメニュー

従来のCMMI-DEVを活用したコンサルティングサービスに加え、
以下のサービスを提供します。

全組織向けCMMIフル活用コンサルティング

以下の二種類のアプローチで、様々な種類の組織の能力向上を支援します。
・組織の特性や課題を理解した上で、CMMIの3つのモデルから最適なモデルを一つ選択する
・3つのモデルを横断的に見ながら優先順位をつけて、改善効果の高いプロセス領域から順次適用する

CMMIアプレイザルサービス

CMMIの成熟度や能力度の達成を目指すお客様向けのサービスです。改善の初期や途中ではギャップ分析を実施します。実際に成熟度や能力度の評価を行う公式アプレイザルも実施します。 SI&Cには、高成熟度(レベル4及び5)を含めた全てのレベルを評価できるリードアプレイザー(LA)が所属しています。またCMMI-DEV, CMMI-SVC,CMMI-ACQの3つの全てのモデルに関して評価する資格を得ています。

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