事業内容
SERVICE
CMMIの特徴
- CMMIとは
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CMMI® (能力成熟度モデル® 統合)は、事業者が主要な事業プロセスの実績を改善することを可能にする、統合されたベストプラクティスの集合です。
CMMI はこの一連のベストプラクティスを事業や組織へ適用する際の手引きを提供し、顧客やエンドユーザーの期待を上回る品質でタイムリーにソリューションを実現できるようにします。すべての企業および組織は、実績を改善しリスクを軽減することで利益を得られます。CMMI は、以下の項目に関連する事業目標を達成するために、場当たり的な活動から規律があり一貫性のあるプロセスへの改善の手引きとなるロードマップを提供します:
• 実績
• 品質
• 費用
• スケジュール
• 機能性 - CMMIを使用する理由
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CMMI は、事業者が自身の現在の能力と実績レベルを理解することを支援します。もし事業ニーズと目標が達成できていないなら、CMMI のプラクティスは実績を引き上げ最適化するような改善を先導することができます。事業上の利益と実績に主に焦点を合わせることで、事業者と、最終的には顧客のニーズによりよく応えるプロセス改善を推進します。これらを実現するには以下が必要になります:
• 効果的で持続可能な改善プログラムが実施される
• 実績に焦点を合わせて改善する
• 経営層が目に見える形で積極的に改善活動を支援する - CMMIを使用することで得られる利益
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CMMI を使用することで、以下を含む多くの利益が得られます:
• 実績とプロセス改善への投資に対するプラスの収益
• 以下の結果をもたらすコミットメントの履行:
・ よりタイムリーな納品
・ 最終段階での不具合の削減
・ 費用管理の強化
・ ソリューションの品質向上
• 以下の結果をもたらすマネジメントの可視性:
・ 課題やリスクに対するより素早い対応
・ 想定外の事態の減少
・ 顧客のニーズと期待を満足する高品質のソリューション
・ 顧客の苦情の減少
・ 手戻りの削減
・ 従業員の離職率の低下
- 豊富な導入実績
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CMMIは長年の間、世界各国の企業・組織で活用されてきました。CMMI Institute発行のCMMI ADOPTION TRENDS(2018 Year End Update)によると、2008年から2018年の間に公式なアプレイザル(レベルの評価)を受けた組織数は合計19821件です。その数は年々増加しており、2018年には年間過去最高の3125回に達しました。また近年ではアジャイルの考え方に基づいた新しい開発手法を適用している組織や、サービス提供組織のCMMI適用事例も増えています。
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CMMI ADOPTION TRENDS(2018 Year End Update)
https://cmmiinstitute.com/resource-files/public/cmmi-adoption-trends-2018-year-end-updateCMMI Institute発行、アジャイルとCMMIのガイド
(CMMIでアジャイルのパフォーマンスを向上させる)
https://cmmiinstitute.com/cmmi-and-agile
SI&CのCMMIコンサルティングの特徴
(「SI&CのCMMI活用アプローチ」も併せてご覧ください。)
SI&Cは下記の特徴を活かして、組織のケーパビリティ―改善、プロセスの改善をお手伝いいたします。
- 効果的な改善のアプローチを支援
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CMMIは、特定の手順に従うべきことや特定の目標値の達成を要求していません。CMMIは成功した組織の多くが実施している活動をプラクティスとしてまとめています。従って、組織のそれぞれの状況や事業目標に応じてプラクティスを解釈し、現実に実施されているプロセスとの対比によって改善の機会を発見していくアプローチが効果的です。
CMMIは上手に使うと大変役に立つモデルです。SI&CはCMMIによる効果的な改善を支援します。
(詳細は「SI&CのCMMI活用アプローチ」を参照) - 自社における実践経験
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SI&Cは2004年以来CMMI-DEVを推進しており、2006年9月にCMMI-DEVの成熟度レベル3、2010年9月にレベル4、2012年11月にはレベル5を達成、2015年11月および2018年11月にレベル5を達成(継続)いたしました。自らが実践してきたCMMIの実践経験と知見を活用することが可能です。
- 幅広い経験
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SI&CにはCMMI Institute認定高成熟度リードアプレイザーをはじめ、実践経験豊富なコンサルタントが在籍しており、お客様の特徴や課題に合わせてCMMIを適切に活用し、効率的かつ効果的なプロセス改善を支援することが可能です。
- 最新事例の収集
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SI&Cでは、CMMI Instituteの発行するレポート/Webinar/Podcast、最新の書籍、世界中のリードアプレイザーが集うWeb上でのディスカッションなどを通じて、CMMIの最新の適用事例を常に収集し、サービスの価値向上に努めています。
- CMMI Instituteへのフィードバック
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SI&Cに在籍するリードアプレイザーはCMMI Instituteパートナーアドバイザリーボード(PAB)の2019年-2022年のメンバーに選出されました。SI&CはPABの活動を通じて、日本およびアジア各国をお客様のニーズや要望がCMMIのプロダクトおよびサービスに適切に反映されるように努力し、CMMIの価値向上に貢献しています。
サービスの内容
IDEALSM(注1)モデルに基づいたサービスをご提供いたします。
IDEALSMの改善サイクルとSI&Cのサービス
改善推進者の方にはCMMIの理解のためにトレーニングを受講していただきます(開始)。次にCMMIのモデルを参照して、現状とあるべき姿のギャップを分析し、改善機会を洗い出します(診断)。その後、改善機会を優先順位付けし、改善計画を立案後、改善策の実装・展開を行います(計画・実施)。その効果は簡易アプレイザル等を通じて分析し、次の改善のインプットとします(評価・改善)。このサイクルを1回~数回実行した後、公式アプレイザルを通じて、組織の成熟度を評定します(診断)。
01. 改善推進者のためのトレーニング
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- CMMIトレーニングサービス
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改善推進者が、ギャップ分析や導入・展開時に必要な知識を得るために、CMMI Institute認定トレーナーが、CMMI入門コースをはじめとしたCMMIの各種公式トレーニングを実施します。
02. ギャップ分析
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ギャップ分析サービス
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お客様の現状プロセスとCMMIのプラクティスを比較してギャップを把握し、改善すべき項目を洗い出します。
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03. 導入・展開支援
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CMMI導入・展開支援サービス
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ギャップ分析やアプレイザル結果を元に、お客様の課題の優先順位の設定、計画策定、解決策の作成などをお手伝いします。
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04. アプレイザル
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CMMI簡易アプレイザルサービス
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お客様の開発プロセスの強み・弱みの判定、改善アプローチの妥当性確認、改善の展開状況の評価などを行い、お客様の目標とするCMMI成熟度レベル達成へ向けての経過診断を行います。また、達成した成熟度レベルの維持状況の簡易的な診断も行います。
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CMMI公式アプレイザルサービス
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お客様のCMMI成熟度レベルを判定いたします。判定結果はCMMI Instituteのウェブサイトへ掲載することができます。
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- 注1)IDEALSMについて
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SEIが定めた改善アプローチで、改善活動の典型的なライフサイクルを示しています。Initiating, Diagnosing, Establishing, Acting, Learningの5つのフェーズから構成され、これらの頭文字を取って「IDEAL」と呼ばれています。
CMMI and the CMMI logo are registered marks of CMMI Institute LLC
IDEAL is a registered mark of Carnegie Mellon University.