CMMI
コンサルティングサービス
CMMIとは
CMMI®(Capability Maturity Model Integration)はもともとは米国国防総省が自社のソフトウェア請負業者の品質とケーパビリティを評価するために作成されたモデルです。
今ではソフトウェアエンジニアリングのみならず、あらゆる業界のあらゆる組織がケーパビリティを構築・改善・測定し、パフォーマンスを向上させるのに役立つモデルになっています。25年以上にわたり、世界中の企業が、CMMIを使用して実証可能で持続可能な業績を達成してきました。
2018年には新世代のCMMI V2.0がリリースされ、アジャイルに関するガイドが豊富になり、ビジネス目標との連携に関するプラクティスが強化されるなど、時代のニーズに合わせて大きく進化しました。
CMMIを活用した効果的な問題解決
どのような組織でも、自分達の問題やリスクを分析し、改善するという活動を何らかの形で実施しています。
しかし多くの組織では、自分達に見えている範囲で改善活動を実施しているため、重要な問題を見過ごしたり、原因分析が不十分なため適切な施策を打てなかったりと、十分な効果を得られていないのが現状ではないでしょうか。
CMMIは成功している組織やプロジェクトが何を実施しているか(What to do あるいはWhat to improve)を徹底的に分析し、プラクティスとしてまとめたものです。CMMIを活用することにより視野を広く保つことが可能になり、問題やリスクの特定漏れの防止、より深い原因追究が可能になります。また、改善のための多くの気付きを得ることができます。
まずはギャップ分析から
通常CMMIを活用したプロセス改善の初期に、組織がCMMIのプラクティスの意図をどの程度満たしているかを分析する「ギャップ分析」をおこないます。意図を満たしていないプラクティスが見つかれば、何らかの問題やリスクが存在する可能性が高いので、それらを特定し、改善策を検討します。
また、もしプラクティスに関連する問題やリスクを何も特定できなければ、その組織では何らかの形でそのプラクティスの意図を満たしている可能性が高いです。その場合は自分達のやり方をそのまま定義し、組織内で横展開することをお勧めします。なおCMMIのギャップ分析の結果、広範囲に渡る多くの問題・リスク・改善点が特定されますが、全てに対応する必要はありません。ビジネス課題や、現場で起きている問題の重要性と緊急性と照らし合わせて、優先順位を策定します。
まずはギャップ分析から始めてみてはいかがでしょうか。必要であれば、当社はその後の改善活動もお手伝いします。また自組織がプラクティスをどの程度満たしているか客観的に評価したいお客様には、CMMI成熟度を評価するアプレイザルサービスを提供いたします。
APH活用アジャイルコンサルティングサービス
背景
デジタル化が進み、あらゆることへの変化の速度が増大した現在、俊敏性があり変化に対応できるアジャイルの考え方を適用したシステム開発への需要が高まっています。しかし、アジャイル開発の代表的なフレームワークであるスクラムやXPなどに基づくプロセスをただ実践するだけでは、アジャイルが成功し定着することは稀です。
APH(Agile Performance Holarchy)とは
APHは、アジャイルにおけるリーダーシップに関する米国の研究開発機関であるAgileCxO.orgが、200を超えるアジャイルプロジェクトの分析結果をもとに開発した、アジャイルリーダーがおこなうべき行動を定義したモデルです。APHは、スクラムや XPなどのアジャイルのフレームワークを上手に活用してプロジェクトを成功に導くためのガイドを、アジャイルリーダーに 提供します。
また継続的な改善を促すために、アジャイルの実践レベルを3段階で評価するベンチマーキングの仕組みも提供いたします。
AgileCxO.org, Incについての詳細はこちらをご覧ください。(英文).org
当社が提供するサービス
CMMIとAPHを最適に組み合わせて
サービスを提供
当社はCMMIを活用した組織能力改善コンサルティングサービスや、CMMIアプレイザルサービスを提供して参りました。CMMIはどのようなタイプの組織やプロジェクトでも活用可能な包括的な組織能力改善モデルです。一方APHはアジャイル開発の成功と定着のために必要なリーダーの行動様式に関する詳細なガイドを提供します。当社はお客様のニーズに応じてCMMIとAPHを最適に組み合わせたサービスをご提供します。
サービスメニュー |
お客様のニーズ | 適用する改善フレームワーク | |||
CMMI-DEV |
CMMI-SVC |
CMMI-ACQ | APH | ||
CMMIコンサルティング サービス |
開発組織を中心に、組織能力改善を図りたい | ◎ |
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○ |
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開発組織に限らず、組織能力改善を図りたい |
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○ ※ |
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APH活用アジャイル |
・アジャイル開発を成功させ定着させたい 機動力のある組織に変革したい |
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◎:フル活用
○:お客様の目標・課題に合わせて有効なプラクティスを選択して活用
※:お客様の目標・課題を分析しながら、中心とするフレームワークを選択
「SI&CのCMMI活用アプローチ」も併せてご覧ください。
当社はISACAのパートナー企業です。
CMMI and CMMI logo are registered marks of ISACA.
当社はAgileCxOトランスフォーメーションパートナー企業です。